
めぐりあい、再び
人波の中 見覚えのある横顔
まさかと思った 君だなんて
不意に呼ばれた 懐かしいその声に
振り向けばあなたが そこにいたなんて
綺麗になったな あの頃よりも
あなたこそ素敵よ 昔のままね
時が止まる
「久しぶり」と微笑う 瞳は泳いで
言いたいことなど 何ひとつ言えないまま
積もった月日が 邪魔をする
ただの知り合いみたいに
「幸せなの?」と 聞きたいけど聞けない
その優しい目は 誰を見ているの
若すぎたんだ あの頃の俺たちは
傷つけることでしか 愛を計れずに
もう行かなくちゃ 待ってる人がいるの
ああ、そうか…俺もだ じゃあ、またどこかで
嘘だね…
「元気でね」と手を振る 背中を向けたら
こらえてた涙が 静かにこぼれた
これが本当に 最後の別れ
もう二度と逢えない人
雑踏の中へ 消えてく小さな肩
遠ざかる背中が 滲んで見えない
ああ、心の中だけで「さよなら」を言った
愛してた 確かに 誰より愛してた
だけど物語は とっくに終わってた
ありがとう 俺の青春
さようなら 私のすべて
[Style of Music]=intro start, Showa Kayo, duet ballad, elegant, strings arrangement, sentimental, male and female vocals
(男)雑踏の中で、お前だけがスローモーションに見えた。声をかけるつもりはなかった。幸せそうな今の暮らしを、壊したくはなかったから。だが、気づけば名前を呼んでいた。変わらない笑顔に、忘れたはずの痛みが蘇る。達者でな。俺が言えるのは、それだけだ。
(女)あなたの声で、心の奥に仕舞った宝石箱の鍵が開いてしまった。少し皺の増えた目元に、あなたが重ねた月日を見る。隣には、もう私の居場所はない。それでいい。そう頷いたはずなのに、どうして涙が止まらないのでしょう。一瞬でいい。あの頃の二人に、戻りたかった。